「どうしても君が良い」〜他の君以外欲しくない〜 



 俺の直感は当たらない。

 だけど、この直感はまだ芽生えたばまりだと思える出会いを俺はした。

 俺に良い寄る女は立海大中学部だけでも、んまんと居るが、

 俺が良い寄る女は一人しか居ない。

 それがだった。

 俺が初めての女を愛してるとまで言った人だった。



仁王vs切原
プロローグ



 俺は赤也の教室の前を通った。移動教室面倒やったからサボろうと思って

 中庭へ行こう思った時やった。

 「・・・っきゃ・・・。ご、ごめんなさい・・・。」

 俺は下を向いて歩くのが癖で、人に良くぶつかる。

 「・・・っつ。俺の方こそすまんの・・・。」

 いきなりぶつかって来た女は急いでいたようだ。

 後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。

 「・・・。ー。お前なぁ。また人にぶつかったのかよ!!ちゃんと前みろって!」

 切原の声やった。

 「・・・。ほんとすいません・・・。私急いでるので・・・。」

 「あ、ぁあ。お前さんも下向いてるんか?」

 「・・・え?」

 「なんでもなか。」

 切原が俺の存在に気づいた。

 「っげ・・・。仁王先輩・・・。どうしたんっすか?」

 切原の声に振り返った。

 「どうしたはないじゃろ?」

 「あっははは。そうっすよね?2年の廊下にいるなんて珍しいじゃないっすか?」

 「ああ、まぁな。移動教室ようなもんやけ。」

 俺はごまかした。

 「そうなんすか?」

 切原はしれっとした。時にあのぶつかった女はもう居なかった。

 「お前さんの知り合いか?さっきぶつかった女・・・。」

 俺は聞き出そうとしていた。

 「・・・。ぁああ。そうっす。。俺のクラスの女で、俺の幼馴染っす。」

 「お前さんに幼馴染なんかいたんか。初耳やのぉ・・・。」

 流石に初耳やった。切原って奴は女はめんどくさいって俺と似たタイプやと思ってたくらいじゃ。

 「ぁ、言ってなかったっす。聞かれなかったし・・・。腐れ縁みたいなもんなんで・・・。」
 
 切原は何処か嬉しそうやった。

 「ほう。まぁ、ええわ。ほな部活でな。遅刻するんじゃなかよ?」
 
 「っす。仁王先輩も。じゃっす。」

 切原と別れて、中庭に言って、ぶつかった女の顔を思い出そうとしていた。

 また出会えるとは思ってはいたがそれがすぐだとは俺の直感はやっぱり当たらないと思った。





 20120903karia
 はい。仁王くんと赤也のvsですよ!!
 なんか書きたいと思ったらこうなってました!!
このお題は某アーティストからです。すっごい仁王くんに当てはまるなーって。
 仁王くんにこれから愛されて行くのでお楽しみに!!




 
   
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