「ペテン師は恋にも手を出した」仁王雅治。
 

 「なぁ、仁王の好きな人ってもしかして、さんかい?」
 
  幸村からいきなりの質問に俺はたじろいた。

  何故解るんじゃ・・・。

  俺は最近気になる人が居るくるらいには言っておいたんだじゃ・・・。

  まさかのだとは一言も言ってはいない。

 
  


  「ほう。どうしてじゃ?」

  「なんとなく?を見る目が違うから。仁王って結構顔に出るんだよね?知ってた?」
 
  「なっ・・・。」

  幸村の発言は侮れない・・・。俺は結構顔には出さないと自分で思っていたくちだったのに。

  「そうか。だから最近仁王機嫌が良かったんだね。赤也とブン太と居ても怒らなかったろ?」

  やっぱり、幸村には見抜かれている・・・。

  「ほう。流石は幸村じゃ。最近気づいてのぉ・・・。」

  「へぇ、とは以外だけど、良いんじゃないの?頑張ってみれば?」

  幸村は人ごとかのように言った。


  俺はに気があると気づいた瞬間からに話かけてた。

  クラスも一緒で席も隣だからだけど。

  「のう、。教科書忘れたんじゃ。見せて?」

  俺は忘れた振りをした。

 
  「へえー。仁王君でも忘れるんだね?はい。良いよ。仁王の得意な数学なのに?」

  「ああ、ありがとな。忘れることもたまにはあるんじゃ。その変わり数学教えてやる気。」

  「ほんと?仁王君数学得意だから。ありがと!助かる。ここの所当たるかもしれないの、教えて?」

  俺は得をした。数学も教えてともしゃべれて一石二鳥。

  「ほう。ここか、これはこうやって計算するんじゃ。」

  の教科書に書き始める。
 
  「うんうん。で?」

  「で・・・。これは・・・。」

  書き始めてると俺はに告白していた。

  『好きじゃ。俺と付き合いんしゃい。』

  「・・・・?え?」

  の驚いた顔は今でも忘れん。

  「ちょっと、仁王君?どういうこと?」

  「だからこう言う事。」

  俺はの教科書にシャーペンをトントンとした。
  
  「・・・。今返事するの?」

  「おう。」

  「・・・。よろしくお願いします・・・。」

  「ほんとか?」

  「うん・・・。」

  俺も恋するなんて終わったのと思ったけど、今始まったから終わりでは。

  ペテン師も名が泣くのぅ・・・。





   20120812karia
   はい!仁王君第1弾!!ほわほっわする内容にしたかったので
   どうでしたか?幸村となら普通に話してる仁王だけに見抜かれてそうだし。
   

  
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