「よくばりセブンティーン」徳川。
 

 俺は欲張りだ。だけど、いつまでも俺の物には決してならない。

 だけど、俺は好きな女だけは俺の物にしたかった。



 

 
 「徳川。相変わらずだな。」

 俺は合宿中いつもコートで練習をして、携帯のメールをチェックしていた。

 「鬼さん・・・。どうも」

 「おう。明日から中学生が合宿に参加だってよ?知ってたか?」

 「え?」

 俺は高校生だけじゃないのかと思って聞き返した。

 まさかの中学生がこのジュニア合宿に参加とはな・・・。

 「中学生でも全国で選ばれた奴らのみだ。かなり強いらしい。」

 「はぁ・・・。」

 俺は昔過去にジュニア合宿の補欠に選ばれた事を思い出した。

 「お前もせいぜいレギュラーに選ばれろよ?徳川。」

 「っす・・・。」

 俺はにメールをしていた。今日あったことなど報告する。
 
 まぁ、会えない間だからめんどくさがりの俺が珍しいことだ。

 そこで、電話がなった。珍しいな・・・。

 
 着信;

 「もしもし?」

 『あ、和也?出れた。良かった。今大丈夫?』

 「ああ。どうした?」

 『うん。あのね、メール見たから電話したの。合宿どう?』


 「まぁそれなりに。」
 
 『そっか。良かった。和也人見知りだからさ。どうしてるか気になって・・・。』

 っく。に余計な事気を使ってくれて・・・。嬉しかったりする。

 「大丈夫だ。俺なりにやってる。声が聞けて良かった。また俺から電話する。」

 『ほんと?待ってるからね?じゃおやすみ。和也。』

 「ああ。おやすみ。。」

 との電話を切ったらなんだか嬉しくなり、また打ち合いを始めた。

 俺は本当に昔から欲張りな人間だ。

 だけど、それを顔に見せない。だから何を考えてるか解らないと言われる。

 そんな事はない。態度でしめし、を俺の物にした。

 離れていてもいつも一緒だと信じている。

 
 これから出会う中学生にも勝たなきゃ意味がないと思う夜だった。




 2012008.5karia
 初徳川さんです!イメージなんですいません・・・。
 
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